屋根 (標準仕様)
ガルバリウム鋼鈑を葺く場合の標準仕様です。
基本的に下地は、野地板+ビルボードの二重張りです。
野地板は無垢材を使用してます。
最近は施工が楽で安価な合板を使うことが多いと思います。
しかし私の経験上、湿気のこもりやすい屋根には接着剤で貼り合せた合板に耐久性は期待できません。
ちなみに、以前 屋根をリフォームした時(築20年前後)にバラした合板の下地はこんな感じでした↓
コレを見ちゃうと恐ろしくて合板が使えなくなりますよね。
野地板の上にビルボードを張っていきます。
手間はかかりますが、雨音を低減すると共に、断熱効果により屋内への熱の伝わりをやわらげてくれます。
ガルバリウム鋼鈑は、一般的には厚めでも0.35ミリを選択すると思いますが、わたしたちはさらに厚い0.50ミリを標準仕様としています。
ジョイント部分を屋根垂木(野地板の下にある構造材)に合わせてしっかりと金物で固定しています。
日本の高温多湿な気候は、屋根にはとても過酷な環境です。
手間を惜しまず細心の気遣いが必要ですね。